こんばんは、コスメコンシェルジュぽんたですヾ(o´∀`o)ノ
化粧品の成分表示ルールと医薬部外品の成分表示ルールが違うことをご存知ですか?
化粧品の成分表示ルールは知られていても、医薬部外品の表示ルールはあまり知られていないような気がしています。
なので今日は、これだけは知っていたほうがいいと思うルールを、
あっさりさっくりわかりやすく説明させていただきたいと思います。
医薬部外品の表示ルール
化粧品と医薬部外品の、成分表示の大きな違いで知っておいたほうがいい違いは2つです。
化粧品
・全成分表示義務がある
・配合量の順に記載する(1%以下の成分は順不同でOK)
医薬部外品
・全成分表示義務はない
・配合量の順に記載しなくていい
この違いを認識していないと、この成分が高配合だと思って買ったのに違ったってことになるかもしれません。
化粧品は全成分書いておく義務がありますが、
キャリーオーバー成分といわれる極少量しか入っていない成分は、記載しなくていいということになっています。
医薬部外品は、まず有効成分を書いていて、その他成分と分けて書いてあります。
先頭に書いてある有効成分が、最も多く配合されているわけではなくて、
効果のある量が入っているから有効成分として表示されています。
じゃあ、その他成分の最初に書いている成分が1番多く配合されているのかというと、メーカーさん次第になります。
成分表の例
表示順の違いがわかりやすい医薬部外品の成分表があったので、2つ見てみてください。
※あくまでそうなんじゃないかなって個人の推測です。
・なめらか本舗 薬用美白美容液
その他成分の先頭に、水、BG(ブチレングリコール)という成分が書いてあります。
この2つの成分は、ベースの成分である基材によく使われる成分で、基本的に配合量が多いものです。
水、BG(ブチレングリコール)の流れで始まる化粧品って、けっこう多いです。
後の成分まで順番通りとは断言できないんですが、化粧品と同じルールで書いてくれてる可能性もありそうです。
・メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液
その他成分の先頭が3-O-エチルアスコルビン酸になっています。
この成分はビタミンC誘導体なので、ベース成分ってことはないので、
成分が書いてある順番が、配合量通りではなさそうだなってことが推測できます。
あとは、成分の中で基材になりそうなのが、BGか1,3-プロパンジオールかなと思うんですが真ん中くらいにあるので、
やっぱり配合量通りの順番ではないのかなと思います。
配合量順じゃなくても医薬部外品では問題ないことなので、それが悪いってわけでは全くないです。
そこは誤解しないでください。
まとめ
化粧品は、全成分表示義務があって、配合量の順に記載する(1%以下の成分は順不同でOK)。
医薬部外品では、全成分表示義務はなくて、配合量の順に記載しなくていいというルールになっています。
ベースになる成分が基本的には1番多く配合されているんだよってことも、
合わせて覚えておくとスキンケアのアイテムを選ぶときに、役に立つかもしれません。
今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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